セリフ詳細

 勇者ハッシーのパーティがただいま封印の遺跡に侵入したとの情報が入りました。
 彼ら全員は万全の状態であり、襲撃する場合には入念な準備が必要です。決して無理な襲撃はしないように。
 彼らの戦術ですが、まず戦士とモンクが前衛でパーティの盾になり、魔物の攻撃に耐えつつ魔術師が強力な魔術を放つというのが基本戦術となっております。
 僧侶はその間にバフの奇蹟を掛けてパーティメンバーを強化します。なおかつ、蘇生奇蹟の女神の慈悲、全体回復奇蹟の女神の癒しを覚えています。まず僧侶を叩くことがこのパーティを撃滅するには必要かと思います。
 とはいえ、勇者ハッシーの存在を忘れてはなりません。
 彼は戦士や僧侶、魔術師には劣るとはいえどのポジションもそつなくこなす事が出来ます。その上、勇者のみが使える光の魔術があり、それが裏世界の魔物にとって弱点である事が多く、非常に厄介です。
 また盗賊から忍者に転職したものもおり、致命の一撃は喰らってしまうと問答無用で死亡してしまう、恐るべき攻撃です。幸いなことにこのパーティの中では一番HPが低いので、真っ先に狙うのも手でしょう。
 封印の遺跡のトラップは地上のダンジョンとは比べ物にならないほどの苛烈さを誇りますが、忍者の気配探知の前にはあまり役に立ちません。

作品タイトル:DJマオウのデッドオブナイトラジオ

エピソード名:イントロダクション@魔王軍、募集する

作者名:綿貫むじな  drtanuki

92|ファンタジー|完結|25話|115,713文字

ファンタジー, 魔王, ラジオ, チャットノベル大賞

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ここは魔物が君臨する世界。
人間が支配する世界を「表」とするなら「裏」の世界と言うべきか。
裏世界の魔物たちを統べる魔王が、いったいどういう訳かラジオ放送を始める。
魔王が飛ばすのはプロパガンダか、はたまた本当に普通のラジオなのか?
全てはラジオの電源を点けてみればわかる。聞いてみよう。