セリフ詳細

またボードゥアン3世は北方に残されていたエデッサ伯国の領土Turbesselの防衛にも失敗し、1150年8月にはTurbesselの支配権のビザンツ帝国への移譲を迫られた。そして彼はアインタブの戦いでヌールッディーンの軍勢の攻撃に晒されつつも、Turbesselのキリスト教徒住民を守り抜き、無事に退避させた。1152年ボードゥアン3世とメリザンド女王はボードゥアンの叔母オディエルナとその夫のトリポリ伯レーモン2世との間で勃発した紛争を解決するためにトリポリへ向かった。ボードゥアンはこの紛争を調停したものの、いざエルサレムに帰還しようとした時、レーモン2世が暗殺された。ボードゥアンはその後しばらくトリポリ伯国に滞在し事件の事後処理などを行い、またオディエルナもトリポリに留まって自身の幼い息子レーモン3世の摂政として伯国の統治を継続した。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:ボードゥアン3世(4)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|858話|955,035文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き