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>ヤドナシさん

参考になるかわかりませんが……。実は最近、鳥、というのが本当はものすごく頭がいい、というのがわかってきまして。ヨウム、という大型のインコがいまして、インコは言葉がしゃべれます、で、ある時、初めて、リンゴを食べた時に、その味について、それまでに食べたことがあるバナナとチェリーに似ていた、ということで、この味は「バナリーだ」と表現した、というんですね。
未知の味、について表現するのって、このエピソードは参考になりませんか?
たとえば、黄色く丸い実で、バナ、という名前で、ねっとりして甘い、というと、なんとなく……たぶん、イメージできる味ってあると思うんです。
あるいは、パンの実、というのがこの世の中にはあるそうですが、わたしは食べたことはないんですけれど、なんだかその木がある島ではそのパンの実は主食になる、というのですが、なんとなく、美味しそうな気がする……。
そういう、頭の中でイメージと結びついている言葉の響きっていうのは、利用できると思います。
まぁ、異世界のみならず、この地球の上でも、わたしたち日本では食べたことがない食べ物なんて山のようにあるわけですし、それぞれ、全然、知らない名前もついているわけです。で、どんな食べ物なのかなぁ、と想像して楽しむ、あるいは、どうしても食べたくなって行ってしまう、なんて人もいます。
わたしの創作上で言うと、「女戦士エフェラ&ジリオラ」シリーズで、ジリオラが淹れているピンクのお茶が美味しそう、とよく、読者さまには言われました。ジリオラは、ほんとは皇女さまなので、お茶の淹れ方だけはしつけられていて、上手い、ということになってまして(笑)。
そもそも、わたしたちは同じものを食べていても、同じ風には感じていないわけだし。
そうなると、「想像上の」至上の味、のほうが、美味しかったりするかもしれません♪

作品タイトル:第四回オンライン女性作家座談会『ファンタジー小説の書き方』

エピソード名:ファンタジー座談会本室 part2

作者名:佐々木禎子  sasaki-t

104|ファンタジー|連載中|7話|62,979文字

ファンタジー, 創作, 小説

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第四回女性作家座談会『ファンタジー小説の書き方』開催です。


開催予定 2017年12月13日(水)午後6時〜12月14日(木)午後9時まで

開始より二時間はパネリストのみ参加となります。
二時間以降はユーザーの皆様もどうぞご参加くださいませ。

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ファンタジー小説、お好きですか?

異世界もの。
ドラゴンと騎士と魔法使い。
いまと違う宗教観を持ち、違う都市に生きる人びとの世界、キャラクター、背景や家屋に料理。
迷いなく書けますか?

想像の翼を羽ばたかせて「いざ書こう」と思うその時の、チェックポイントはどこなのか。
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ファンタジー小説を長く書き続けていらしたベテラン女性作家である、ひかわ玲子先生、架空生物たちの生態や愛らしさを描かれることに定評のある縞田理理先生というおふたりをお招きし「ファンタジー小説とは」「ファンタジー小説を書くために注意すること」さらには時間が許せばおふたりのルーツであるファンタジー小説の紹介とおすすめと読みどころなどなど、書くためのヒントやコツを座談会形式で教えていただきます。
また書き手として迷うところがあり悩んでいる皆様からのご質問なども受け付けております。
トークメーカーさんのユーザーさんの突撃質問も大歓迎。ぜひご参加ください。

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パネリスト ひかわ玲子(FT作家・翻訳家)
バネリスト 縞田理理 (FT作家)

      たけうちりうと
      藤沢チヒロ
      佐々木禎子

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