セリフ詳細

「さてと、俺の能力を見たいって言ってたな」

  結界を張り、足場を……最適な足場を組み上げる。

「……本当は後に残すつもりだったんだけどな。ま、派手じゃないけど見せてやるよ」

  ヒルコは静かに佇み、先(みらい)を歩もうとする篝に力を与える

「……行くぞ!!」

 そう言った刹那、姿が消える

  ……いや、消えたように認識しただけだ

能力4:未来を掴もうとする者[感情]

 その神髄は選び抜かれたたった一つの未来を手にする事。

 誰も未だ生きることの出来ぬその先を歩むこと

 「それは速さでもない、遅さでもないあるべき位置にはいない、慣性も理解すらも追いつけぬ、その先を歩むその力」

  すでに、彼は竜也の眼前に迫っている……、いや、それすらも篝に取っては刹那前の事なのだ。

「これが・・・俺の奥義!!」

 竜也が攻撃するよりも先に、世界が認識するよりも先に

 篝はすでに竜也の後ろに回り両腕両足に向けて死なない寸前の攻撃を繰り出していた。

+能力3:ヒルコ [守護神]+能力2:礎の結界 [結界]

作品タイトル:石宝市怪奇ファイル~宝石使いの奇妙な冒険~

エピソード名:黄金のハリケーン

作者名:水無月冬弥  toya_minazuki

22|現代アクション|連載中|13話|17,508文字

ファンタジー, 異能バトル, オカルト, ホラー, バトル, JC, 女子中学生, TRPG, リプレイ

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 石宝市で偶然出土された石板
 それが、すべての物語のはじまりだった……

 研究員は語る。

「あの石碑はこの前の台風で山崩れが起きた時出土したものだが」
「いつ創られたものかははっきりとわからなかった」
「ただ、表面に、ルビー4個 サファイア3個 トパーズ3個 エメラルド5個 クリスタル4個 ダイヤモンド5個の合計24個の宝石がはめ込まれていた」
「この宝石が何を意味するのか、わかりません」
「だが」
「私にはわかります。なくなった宝石には魔力が込められていたのです」
「当時のセキュリティは完璧、だから、おそらく宝石自体が自らの魔力を使って、逃げ出したのではないかと考えています」
「いやあ、素晴らしい」

 ……こうして、石宝市において宝石に選ばれた「宝石使い」たちが様々な騒動を起こす。
 彼らを騒ぎを止めるには、退魔士派遣業トリスタンの退魔士しかいなかった。
 
 今、ここに宝石使いと退魔士たちのバトルがはじまる。

(注)
 これは現代異能バトルTRPG魔獣戦線(http://majyusen.web.fc2.com/first_index.html)のリプレイです。