セリフ詳細

ムアーウィヤはヤズィードが帰還するまで自身の最も忠実な配下であるダッハーク・ブン・カイスとムスリム・ブン・ウクバに政府の統制を委ねた。そしてヤズィードに対する遺言を作成し、イスラーム国家の統治にあたっての諸々の事案に関する指示を残した。遺言の中でムアーウィヤは、フサイン・ブン・アリーとイブン・アッ=ズバイルについてはヤズィードの支配に異議を唱える可能性があるため両者への警戒を怠らないように忠告し、もし両者がそのような行動に出た場合には打倒するように指示していた。さらにフサインについてはムハンマドの孫であるため注意深く扱い、その血を流すことないように助言していた、しかしもう一方のイブン・アッ=ズバイルに関しては、ヤズィードの統治を受け入れない限り厳しく対処することになった。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:97、ヤズィード1世(7)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

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『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。