セリフ詳細

>自分で企画を実行したり仕事をもらいに行く


お考え通りかと思います。今までの慣習に固執して漫然としている小説家さんが多すぎるように感じます。


現状は、杖をつく力も出ず足腰が立たないほど弱っているご老体(=小説系版元)に対して、小学生(=小説家)が「助けて!」と縋り付いている構図にも見えます。出版社が変わるのではなく、我々のほうが変わらなくてはならないと感じています。

(※これは決して出版業界にだけ言えることではなく、日本の多くの業界にも同様に当てはまることです。だから出版業界を取り立てて責めているわけではないことに留意ください。)


個人的には色々な方面で忙しいのですが、小説分野も続けたいと思っています。そのためにぼく個人としての小説方面の取り組みは、以下3つの方法を織り交ぜながらで考えています。


★既存出版社と良い形で折り合えば、相互の利益のためにご一緒させていただく。慣性の法則は根強いので、目先数年はまだ主要な出口であり続けると考える。


★地味にやっている固定費が小さい中堅版元を買収して子会社にさせていただく。


★中堅版元の取次口座をお借りする形で、自社でレーベルを作らせていただく。


上記3つの方向性は、あくまでも、いち小説家の考えの参考程度にということで。

来年はもう考えを変えている可能性も小さくありません。そもそも取次にどこまで依存するべきか。とくに来年後半から世界的な不景気に陥る可能性があると考えていますので、またそのときに適切な方針を検討すると思います。

他者に期待して待ち続ける姿勢は身を滅ぼします。変わらなくてはならないのは我々のほうです。小学生から中学生へ、できれば高校生くらいにはなるべきかもしれません。変化にチャレンジすることだけが身を助けてくれると思います。

作品タイトル:NOVEL DAYS リデビュー小説賞 座談会(第二部閉幕!)

エピソード名:リデビュー小説賞 座談会 #2-1

作者名:講談社タイガ公式  kodansha_taiga

228|創作論・評論|完結|9話|126,227文字

【リデビュー小説賞】, 講談社タイガ, 講談社ラノベ文庫, 講談社ノベルス

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「NOVEL DAYSリデビュー小説賞 座談会」

現在第二部も終了いたしました。

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■参加者
司会:作家 至道流星

講談社ラノベ文庫 編集長
講談社タイガ 編集長

リデビュー賞応募者のプロ作家の皆様

■開催概要
講談社が主催する「NOVEL DAYS リデビュー小説賞」についての座談会を開催いたします!
この賞を開催するにいたったの経緯や、現在の出版市況、小説に対する思いなどを、縦横無尽に熱く語っていただきます。

「リデビュー小説賞」の応募資格をお持ちのプロ作家の方々からのコメント、ご意見、ご質問なども大歓迎です。

*応募者や応募検討中の方へのご質問などにもお答えいたしますので、今回の座談会への参加者(書き込める方)は「リデビュー小説賞」への応募資格のあるプロ作家の方に限らせていただく形にて開催してみます。

座談会は、2018年10月18日(木)の16時頃~1週間後の25日16時頃までを予定しております。

リデビュー小説の開催概要はこちらをご覧ください。
https://novel.daysneo.com/award/kodansha001.html

*こちらの座談会は開催当時の紹介です