セリフ詳細

たとえば先生と生徒の間で「権力」がメディアとして作用しているから、先生がなにも教えてくれないということがなく、生徒が授業をボイコットすることもなく、「教える-学ぶ」という範囲にコミュニケーションの幅が狭くなり、そのような関係性が持続的に反復されていくようになる。
「権力」は「コミュニケーション・メディア」として、潜在的には無数にあり得る関係性の幅を狭めてくれるのだよ。

作品タイトル:哲学BARへようこそ! - 国家とはなにか?-

エピソード名:  権力とはなにか?(2)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

18|社会・思想|連載中|21話|74,412文字

哲学, 思想, 言論, 国家とはなにか, 哲学カフェ

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「哲学カフェ」小説です。
『ソフィーの世界』のようなものだとご理解(ご容赦)ください。
内容に関する間違いの指摘や批判など、大歓迎ですので、ご意見いただき、
随時update訂正していきたいと思います。
そうなりますとまさに「電子版・哲学カフェ」ですね・・・