セリフ詳細

1152年、ボードゥアン3世は十分に成長し切っており、もはや摂政の助けを必要としていなかったため、彼は自身で政治的問題に取り掛かるようになった。彼はかつては政治に関心をほとんど示していなかったものの、このころには自身の国王としての権威を要求するようになっていたのである。ボードゥアンの摂政としてこれまで政治を取り仕切っていたメリザンド王妃は、1150年より彼と対立を深め始め、またボードゥアン3世はエルサレム王国軍司令官マナセスによる自身の法的継承権に対する干渉に対して不満を募らせて非難の声を上げた。そして1152年、ボードゥアン3世はエルサレムのフルク総司教に対して、母親のメリザンドとは別に2度目の戴冠式を行うよう要求した。総司教は彼の要求を拒否したが、ボードゥアン3世は自らの手で戴冠し、月桂冠の冠を被ってエルサレムの大通りで祝賀パレードを敢行した。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:ボードゥアン3世(5)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|862話|958,720文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き