セリフ詳細

光輝

「親父は街の交番のおまわりさんだった」

「刑事のようにカッコよくはなかったけど、街を護ろうとする立派な大人だった」

「だからこそ、俺も警察官を目指していた」

「でも、俺の目の前で、親父は……」

「そんな親父のために、お前に何ができるっていうんだ」

「俺は……」

「俺は何もできなかったというのに」

作品タイトル:石宝市怪奇ファイル~宝石使いの奇妙な冒険~

エピソード名:黄金の言葉

作者名:水無月冬弥  toya_minazuki

22|現代アクション|連載中|13話|17,508文字

ファンタジー, 異能バトル, オカルト, ホラー, バトル, JC, 女子中学生, TRPG, リプレイ

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 石宝市で偶然出土された石板
 それが、すべての物語のはじまりだった……

 研究員は語る。

「あの石碑はこの前の台風で山崩れが起きた時出土したものだが」
「いつ創られたものかははっきりとわからなかった」
「ただ、表面に、ルビー4個 サファイア3個 トパーズ3個 エメラルド5個 クリスタル4個 ダイヤモンド5個の合計24個の宝石がはめ込まれていた」
「この宝石が何を意味するのか、わかりません」
「だが」
「私にはわかります。なくなった宝石には魔力が込められていたのです」
「当時のセキュリティは完璧、だから、おそらく宝石自体が自らの魔力を使って、逃げ出したのではないかと考えています」
「いやあ、素晴らしい」

 ……こうして、石宝市において宝石に選ばれた「宝石使い」たちが様々な騒動を起こす。
 彼らを騒ぎを止めるには、退魔士派遣業トリスタンの退魔士しかいなかった。
 
 今、ここに宝石使いと退魔士たちのバトルがはじまる。

(注)
 これは現代異能バトルTRPG魔獣戦線(http://majyusen.web.fc2.com/first_index.html)のリプレイです。