黄金の言葉

文字数 2,194文字

 篝たちは石田光輝の家へと向かった。

「一先ず、話を聞かなくちゃ始まらんよな」と

「失礼します」

と中に入っていこうか。

 インターホンを推してからね。

光輝

「はい」

暗い声とともに高校生くらいの少年がドアを開ける。
光輝

「君、だれ?」

 同年代であるため、必死に篝を思い出そうとするが思い出せない。
「礎篝って言うんだ、まぁ……君の父親の件で解決を頼まれた人間……ってとこかな」

と少し申し訳なさそうに笑う。

光輝

「親父の?」

光輝は驚いた。

「……うん、傷が癒え切っていないところに押しかけてしまって本当に申し訳ない」

「ただ、君の父の死を無駄にしない為に……色々と話を聞かせて欲しいんだ」


光輝

「話を?って、あんた俺と同じくらいの年だろ?」

「あぁ、それは色々訳アリでねぇ……聞かないでくれると助かる」

と目を逸らす。

撫子はドアからやや離れたところで待機
「(よく見ろ、撫子。 あのように上手く聞き込みを行い、情報を集めるのも騎士の重要な仕事だ)」 

光輝

「親父は街の交番のおまわりさんだった」

「刑事のようにカッコよくはなかったけど、街を護ろうとする立派な大人だった」

「だからこそ、俺も警察官を目指していた」

「でも、俺の目の前で、親父は……」

「そんな親父のために、お前に何ができるっていうんだ」

「俺は……」

「俺は何もできなかったというのに」

「……彼が残した事件を解決できる」

「貴方の父親が命を懸けてまで残した、貴方に託した情報から、貴方が残してくれた証拠から事件を解決できる」

「……それに、そんだけ悩めるんなら重畳。良い刑事さんになれるぞ」

光輝

「倒せるはずがない!」

「大人だってあんなバケモノ倒せないんだ」

「俺やあんたのような子供だったら特に……な」

「そう思うか?」

 そういって光の刃を作りだす

「残念な事に、俺は子供だけど"普通"じゃない。幸か不幸かそのバケモノを圧倒出来るほどの力を持ってしまった」

「後ろの奴なんか、そのあんたの言っていたバケモノと平然と対峙してのけちまったよ」

と撫子をチラリと見る。

「ん? はい!倒せます!!」

「撫子、篝くんの邪魔になる。止めておくんだ」

 すぐに引っ込む。

光輝

「え」

 光輝は驚愕する。

光輝

「倒せるのか」

「本当に、あの男を……」

***障壁判定***

諦観(2)


2+2d6 = 2+[6,5] = 13

「馬鹿を言うなよ、少年。なんで俺がここに来たと思ってる。お前にも出来ることがあるから来たんだ

「警察官の父親から受け継いだその目で、気づいたことを教えて欲しい。それがもしかしたら数人かもしれない。でも僅かな命でも救うきっかけになるかもしれない」

「残りはこっちの仕事だ、きっちりと犯人捕まえて、事件解決といこうぜ」

俺らなら、それが出来る


能力2:礎の結界 [結界]で気配が外に漏れないように

能力3:ヒルコ [守護神]でヒルコに力を貸してもらい

能力4:未来を掴もうとする者[感情]の決意でまるでそれが本当に可能のように空気を震わせていこう。

2d+9 = [2,5]+9 = 16

1613=3

EP 9ー3=6

光輝

「川沿いの道で、パトロール中の親父と偶然あったんだ」

「その時、ヤツが河原のほうから現れた」

「だが、ヤツのほうから、水が竜のような形になって親父のほうに飛んでいき」

「ヤツをみて、親父は「逃げろ」と叫びながら拳銃を取り出した」

「親父の胸を」

「倒れる親父、笑うあいつを見て」

「俺は拳銃を構えてうったんだ」

「ヤツの竜もせまってきたけど、俺の撃った銃の弾丸が、ヤツの右手にあったったら」

「急に弾けていなくなったんだ、俺は、今なら逃げれると思って逃げてしまった」

「あの時、ためらわずもう一発打っていたら……」

「・・・いいや、上等だ。おかげでかなり被害を抑えられる」

「それに、いい観察眼だ。その様子なら親父さんも心配せずに成仏できる」

「あとは・・・任せとけ」

と一瞬だけ異常な程の威圧感が篝から解き放たれた

光輝

「あんた、グレートな奴だったんだな」/

「グレートさなら後ろのJCの方が上だよ、最も。今回だけはどうなるか分からないけどな」

と微笑む。

光輝

「頼む、俺の親父の仇をとってくれ!」

「任せとけ」

と親指をグッと立てて去っていこう。

「篝さん、お疲れ様でした! 犯人、絶対ぶっ倒して、つかまえましょうね!!」」

 終わったようなところで声をかけ

「……あぁ、ちょっと今回は俺も本気で気持ちが入ったよ」

と目が決意で漲っている。

「……いい、親父さんだったんだな」

とチラリと出てきた扉を見る。

「石田さん、でしたよね。 亡くなったおまわりさん」

「あぁ……、本当にいい人だったんだろうな。階級とか関係なく。強さとか関係なく」

「そうですね、良い人でも、強さを持つ犯人に殺されました」

「……あぁ、だからこそ止めなきゃいけない訳だ。……頼むぜバディ

と微笑む。

「はい! 任せてください! あたし、最強ですから!」

 にっ、と歯を見せて笑う

 先ほどまでの脳筋プレイとうってかわって、正統派のロールプレイでの説得
 やだ、かっこいい、さすが銀河美少年
 相手が女性だったら、トキメキクライシスだよ
 ……男だけど。
 銀河美少年の説得ロールの出目は、7

銀河美少年PL「平均だったぜよ・・・」
台風娘PL「その平均、わたしにもくださいw(期待値は4、5)」

 切実な想いであった。
 でも、2D6の期待値は5でしょ(真顔で)
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登場人物紹介

礎 篝(いしずえ かがり) (1,2話)

[生年] 2000年

[性別] 男性

[表の顔] 高校生(バイト三昧)

[能力]

能力4:未来を掴もうとする者[感情]

能力3:ヒルコ [守護神]

能力2:礎の結界 [結界]

能力1:儚き光 [霊的物質]


人呼んで「銀河美少年」

 http://majyusen.web.fc2.com/char/kight/RM04.htm#8

 

ヒルコ

 篝の守護神

桜 撫子(さくら なでしこ)  

【能力】

 能力4:なでしこ流奥義 [気操術]

 能力3:騎士盾『ランスロット』 [装備]

 能力2:聖剣『アロンダイト』 [魔剣]

 能力1:亡き祖母の教え [知識]


人呼んで「台風娘」

 

【詳細データ】

 http://majyusen.web.fc2.com/char/kight/RM14.htm#10 


ランスロット

 撫子の守護神

虹野 美空(にじの みそら)

[位階] 女帝

[生年] 2003年

[性別] 女

[表の顔] 学生

[能力]

能力4:Friends By Me(私達は常に共に在り) [守護神]

能力3:Song For You(友の為に謳う歌) [感情]

能力2:Metamorphose(憑依霊媒体質) [異形化]

能力1:Stars Of BFF(絆の星) [装備]


 人呼んで「友霊少女」


http://majyusen.web.fc2.com/char/kight/RM03.htm#11

石宝警察署長

山田次郎巡査長

 ごく普通のおっさん 
 退魔士は恐い存在

石田光輝

 高校生

光輝の友人

紅百合子

石宝市博物館 研究員

コック

老婆

如月竜馬

NPC

EMの呟き

 ゲームの進行役であるEM(イベントマスター)の呟きです。

 

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