セリフ詳細

光輝

「川沿いの道で、パトロール中の親父と偶然あったんだ」

「その時、ヤツが河原のほうから現れた」

「だが、ヤツのほうから、水が竜のような形になって親父のほうに飛んでいき」

「ヤツをみて、親父は「逃げろ」と叫びながら拳銃を取り出した」

「親父の胸を」

「倒れる親父、笑うあいつを見て」

「俺は拳銃を構えてうったんだ」

「ヤツの竜もせまってきたけど、俺の撃った銃の弾丸が、ヤツの右手にあったったら」

「急に弾けていなくなったんだ、俺は、今なら逃げれると思って逃げてしまった」

「あの時、ためらわずもう一発打っていたら……」

作品タイトル:石宝市怪奇ファイル~宝石使いの奇妙な冒険~

エピソード名:黄金の言葉

作者名:水無月冬弥  toya_minazuki

22|現代アクション|連載中|13話|17,508文字

ファンタジー, 異能バトル, オカルト, ホラー, バトル, JC, 女子中学生, TRPG, リプレイ

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 石宝市で偶然出土された石板
 それが、すべての物語のはじまりだった……

 研究員は語る。

「あの石碑はこの前の台風で山崩れが起きた時出土したものだが」
「いつ創られたものかははっきりとわからなかった」
「ただ、表面に、ルビー4個 サファイア3個 トパーズ3個 エメラルド5個 クリスタル4個 ダイヤモンド5個の合計24個の宝石がはめ込まれていた」
「この宝石が何を意味するのか、わかりません」
「だが」
「私にはわかります。なくなった宝石には魔力が込められていたのです」
「当時のセキュリティは完璧、だから、おそらく宝石自体が自らの魔力を使って、逃げ出したのではないかと考えています」
「いやあ、素晴らしい」

 ……こうして、石宝市において宝石に選ばれた「宝石使い」たちが様々な騒動を起こす。
 彼らを騒ぎを止めるには、退魔士派遣業トリスタンの退魔士しかいなかった。
 
 今、ここに宝石使いと退魔士たちのバトルがはじまる。

(注)
 これは現代異能バトルTRPG魔獣戦線(http://majyusen.web.fc2.com/first_index.html)のリプレイです。