セリフ詳細

師は、かつて街で道場を開き、私に剣や、それ以外の様々なことを教えてくれた恩人である。今は加齢により師範を辞し、ここから数里ほど歩いた山中で、娘とともに暮らしている。彼の娘は、サエという。見た目はおしとやかで可憐な姿であるが、性格は苛烈であり、幼いころの私は毎日のように言い負かされ、服を涙で濡らしていた程である。

作品タイトル:佐島国奇譚

エピソード名:妖刀事変

作者名:ぺんさん  Pen_san

4|ファンタジー|連載中|1話|4,639文字

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邪な存在をみることのできる主人公が、昔お世話になった師匠の娘を助けるために何とかする話です。
ツイッターでお題を貰い、一時間で短編を書くシリーズです。
お題
『超能力』『救い出す』『刀』『眼鏡っ娘』