セリフ詳細

「目が覚めたら、この病院にいた。僕は全身包帯だらけ。
そこで両親とみなみの死を知った……。
その時、今の美波ちゃんと同じようになったんだ。
あの時手を伸ばせば助けられたのかななんて馬鹿なことばっか考えるんだ……妹の声は僕に助けを求めてた。
きっと……みなみは自分が死ぬことが分かってた……
僕に辛い思いをさせないように痛いのに、苦しいのに笑顔を作って見せたんだ」

作品タイトル:色とりどりの世界 ~ひとつ屋根の下、遠い逢瀬~

エピソード名:小南透人の話

作者名:寝倉響  oraora

43|恋愛・ラブコメ|完結|19話|18,477文字

恋愛, チャット, 高校生, 切ない, 感動, SNS, 共幻コン, 重い, メンヘラ, がん

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【共幻コン 銅賞受賞】
【1月15日 電子書籍にて発売中】
香西美波は高校一年生の頃、白血病と診断された。
彼女は、その瞬間に見ている世界から色が消え去った。
そんな彼女の唯一の親友、秋谷楓は彼女にSNSアプリを教えた。

そこで、美波の世界を彩る一人の少年が現れる。彼は実はPTSDで……。

※電子書籍版に関しては、エピローグに新作エピソード収録しております。