セリフ詳細

これらの反射や屈折の研究は高度なものであるが、いずれも「視線」の反射・屈折であることに注意する必要がある。基本法則を確認する実験でも標的を反対側から覗いたときに眼に入る角度を計測しており、意識されているのはあくまでも「視線」である。その上、扱われる問題は全て、反射や屈折を通しての「像の形成」である。例えば、平面鏡での反射では、奥行きを含めて反転した物体がそこにあるように見える、といったことを導かねばならず、そのためには奥行きの認識についての仮定が当然必要になる。つまり、現在で言うところの光学には収まらない問題を扱っている。その一方、光を一点に集めるための鏡(Burning mirror)の研究が当時かなり進んでいたが、プトレマイオスはそれには一切ふれない。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:クラウディオス・プトレマイオス(13)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|858話|955,035文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き