セリフ詳細
以前、小説を書くカルチャースクールのようなところにいたのですが、その時、先生が言っていました。
「賞を取って本が出て、その後2年ほど何も書けなくなった」と。それを聞いた時、『私はそんなことにならないだろう』と思いました。いくらでも書けると思ったからです。
でも、違っていました。先生とは少し状況が違うと思いますが書けなくなりました。時間が経って自分なりに分析してみたのですが、『いいものを書いて、みんなに褒められたい』と思ってしまったのがその原因のような気がしました。また、自分の力量を高く設定しすぎて、できないことをできると思ってしまった。
それで、文字が書けなくなりました。
それと、人間関係もやはりあったのではないかと思います。いざ、選ばれると、なんだか周囲から嫌われるような気がしました。いつもと同じ言動のつもりなのに、お高く留まっているように取られる感じがしました。「わ~い。本が出るんだって♪」と浮かれていると、ものっすごい冷たい視線が返ってきました。
人間の恐ろしい面を見た気がします。それも小説に生かしたいです。
今は、そういうものを気にせずに行こうと思っています。書きたい物を、書きたいように楽しんで書く。自分が自分の作品の一番のファンになって、あわよくばそれを読んだ人も共感してくれたら嬉しいという気持ちです。
めちゃめちゃ楽しんで書いています。走れメロスを『BL』にしてみた
作品タイトル:NOVEL DAYS リデビュー小説賞 座談会(第二部閉幕!)
エピソード名:リデビュー小説賞 座談会 #2-1
★228|創作論・評論|完結|9話|126,227文字
【リデビュー小説賞】, 講談社タイガ, 講談社ラノベ文庫, 講談社ノベルス
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「NOVEL DAYSリデビュー小説賞 座談会」
現在第二部も終了いたしました。
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■参加者
司会:作家 至道流星
講談社ラノベ文庫 編集長
講談社タイガ 編集長
リデビュー賞応募者のプロ作家の皆様
■開催概要
講談社が主催する「NOVEL DAYS リデビュー小説賞」についての座談会を開催いたします!
この賞を開催するにいたったの経緯や、現在の出版市況、小説に対する思いなどを、縦横無尽に熱く語っていただきます。
「リデビュー小説賞」の応募資格をお持ちのプロ作家の方々からのコメント、ご意見、ご質問なども大歓迎です。
*応募者や応募検討中の方へのご質問などにもお答えいたしますので、今回の座談会への参加者(書き込める方)は「リデビュー小説賞」への応募資格のあるプロ作家の方に限らせていただく形にて開催してみます。
座談会は、2018年10月18日(木)の16時頃~1週間後の25日16時頃までを予定しております。
リデビュー小説の開催概要はこちらをご覧ください。
https://novel.daysneo.com/award/kodansha001.html
*こちらの座談会は開催当時の紹介です