セリフ詳細

685年にマルワーンがエジプトの征服を終えて帰国するとシンナブラで評議が開かれ、そこでマルワーンはアブドゥルマリクをパレスチナの総督に任命するとともにカリフの後継者として指名し、アブドゥルマリクに続く後継者としてアブドゥルマリクの弟のアブドゥルアズィーズを指名した。マルワーンはこの指名によって、ヤズィード1世の息子のハーリドがマルワーンの後継者となり、ハーリドの後にはもう一人のウマイヤ家の人物で以前のマディーナ総督のアムル・ブン・サイード・アル=アシュダクが後を継ぐというジャービヤで取り決められていた後継者に関する合意を破棄することになった。それでもなお、マルワーンはヤマン族の有力者たちからアブドゥルマリクへの忠誠の誓い(バイア)を取り付けることに成功した。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:114、アブドゥルマリク(6)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

131,166 views

『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。