ところで私は「大事だから」という回答を森喜朗氏の想いとしました。これは私の感覚であれば、別の人の想いとするお人はいらっしゃるし、つまりソレゾレの感覚です。

今のところ男性社会での強者は男性ですし、女性は弱者という位置づけになる。強者と弱者の社会であれば主導権は強者のモノで弱者は従属する術(すべ)しかない。

今回の事件を通して分ったのは「強者・弱者の目線で世の中を見たがるマスコミが殆んど」のようです。日本では強者が優しくあって初めて弱者は優しく振る舞える。

弱い立場の人が自分の言葉を述べればどうなると思いますか？あなたが弱い立場なら声をあげられないのでなかろうか？見て見ぬ振り・聴こえても聴こえてない振り‥かも？

(仮に)あなたが独裁者ならどうでしょう？オレ様を差し置いて大きな口を叩くヤツは許さん‥となりませんか？全うな根拠を示すことなくマスコミは森氏を叩いたのでしたね？

もしも森氏が独裁集団のトップならどうでしょう？オレ様にイチャモンを付ける奴は罰しろ‥でしょうね。強い者同士の喧嘩に弱い人々は巻き込まれないよう眺(なが)めるのみ。

すなわち相手を傷つけない配慮は強者のモノ。ソクラテスとクサンティッペの喧嘩も強者の夫が弱い妻にやさしくありたいと願ったところから始まったに違いありません。

強者・権力・権威が民衆に号令をかけるのをトップダウンと云うのでないでしょうか？男社会で生きたソクラテス夫婦には既に時代遅れのトップダウン方式だったのです。

いかがでしょう？権力を奪い・とって代わって社会を支配したい‥そんなセコイ思想に今後も隷従(れいじゅう)したいだろうか？変化の時代は人の心のなかに永遠に続かなければならない。

童牛(どうご)にはそう思えるのですよ？