セリフ詳細

兄ボードゥアン3世の死に伴って26歳で王位に上がったアモーリーはエジプトの征服を目論んだ。というのも、エジプトを支配するファーティマ朝は当時宰相たちの権力争いで混乱しており、このために宰相たちは1160年以来エルサレム王に貢納金を支払っていたからだ。そこで、宰相シャワールが権力闘争に敗れてシリアに落ち延びたことによるエジプト内での混乱を見越してアモーリーは6万ディナールの貢納金が期限までに支払われていなかったことを口実とし、1163年にエジプトに侵攻した。シナイ半島を横断したエルサレム軍は、当時ナイル沿岸にあった町ビルバイスを囲んだ。守備側は包囲が行われた9月がナイル川の増水期であることを利用し、何箇所か堤を切ってエルサレム軍を水攻めにした。このため、アモーリーは撤退を強いられ、最初のエジプト遠征は失敗に終わった。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:エルサレム王アモーリー1世(1)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|862話|958,720文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き