セリフ詳細

「ガレノスが全てを書いてくれた」とされ、解剖学の実践は停滞し、瀉血は標準的な医療行為となった。こうした権威への最初の真摯な挑戦を行ったのが16世紀の解剖学者アンドレアス・ヴェサリウスである。彼が1543年に出版した『ファブリカ(人体の構造)』は実際の解剖結果によっていくつかのガレノスの誤りを示した。だが、以後もガレノスへの傾倒は続いた。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:22、ガレノスの影響(3)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

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『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。