セリフ詳細

エルサレム王国が内部分裂していたころ、シリアの支配者ヌールッディーンは新しく占領したダマスカスの併合・統治力の強化に奔走していた。王国北方は強力な1人の支配者によって統合されつつあったため、十字軍は南方のエジプト地域への勢力拡大を推し進めた。当時のエジプトでは、幼い支配者が連続して即位したことにより内戦状態に陥っていたためである。1150年頃、ボードゥアン3世はガザの防備を固め、近辺に存在したファーティマ朝が占領するアスカロンの要塞に対する備えとし、1153年にはアスカロン砦そのものを攻め落とした。アスカロンを落としたことにより、王国南部とエジプトとの国境付近の安定化に成功したが、ファーティマ朝のエルサレム王国への積極的な侵攻遠征を誘発する原因にもなった。アスカロンはアモーリーの領有するヤッファ伯国に編入され、ヤッファ・アスカロン伯国となった。1152年には、北シリア地方から侵攻したムスリム王朝の軍勢を撃破し、追い返した。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:ボードゥアン3世(6)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|863話|959,743文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き