セリフ詳細

アレは、まだ地球の生命体が海にしか存在しなかった頃。
どういう経緯かまでは分からないが、地球に飛来し、海に墜落した。
仮定を言えば母星から放逐されたのかもしれない。
それはともかく、原初の海では精神と現実の境界もまだあやふやだった。
そこに飛び込んだアレの意識と原初の海の意識とが融合した。
だからアレは、進化して陸地に上がった今でも、我々生命体と深いところで繋がっているんだ。

作品タイトル:水底に眠れ

エピソード名:沈没船

作者名:猫春雨  nekotchi

18|SF|連載中|6話|9,019文字

幻想, 怪奇, SF, ディストピア, ユートピア, 近未来, ホラー, クトゥルフ

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【第6話「大決戦」をアップしました】
深層意識の水底を目指して潜行する少女。
すべては希望を見出すためのものだったが、裏では大人たちが暗躍していた。
水底から這い上がって来る深きものとは。
そして水底にあるというプレシャスとは……。