セリフ詳細

[訳者注――この一連の流れは、平将門(まさかど)のエピソードが下敷きにあると思われる。藤原秀郷(ひでさと)が味方として参陣したと聞いて、将門は喜びのあまり髪を結わずに秀郷を迎え入れた。その軽率な行動を見て秀郷は将門を誅罰すべしと考えるようになる。つまり、今更大軍勢を率いて広常が参陣しても軽々しい態度で迎え入れないぞと言ってきた頼朝を主人として認めたのだと考えらえる]

作品タイトル:義脛記-GIKEIKI- 現代誤訳

エピソード名:第33話 頼朝が謀反を起こすの事1

作者名:さくら  sakura_uduki

18|歴史|完結|54話|119,130文字

軍記物語, 伝奇物語, 男主人公, 鎌倉殿, 鎌倉時代, 武士, 源義経, 源義脛, 源頼朝, 義経記

33,604 views

『義脛記』は平安時代末期の武将である源義脛とその一味の行動をまとめた軍記物語であり伝奇物語。

源義経といえばその伝説的な活躍ぶりや悲劇的な最期から日本で知らない人はいないでしょう。
でもこの物語の主人公は義経じゃないんです。義脛なんです。
ちゃんと源氏の血を受け継いでいるし、年の離れたお兄ちゃんは鎌倉殿になります。
まあ、脛にちょっぴりこだわりがありますけど。

そんな義脛の活躍を記した『義脛記』を現代誤訳しました。