セリフ詳細

私が知っている限りでは、いなかった。


でも、小梅さんは沙紀さんと同期だけど、沙紀さんが本番に出ていることを、知らなかったんでしょう。


私たちの代にも、私が知らないうちに、本番に出ていた同期がいたかもしれないわ。


他の同期からねたまれて意地悪されたりすると困るから、本人も、「機構」の人間も、本番に出ていることは、秘密にしていた可能性があると思うの。

作品タイトル:浦島太郎からワイロを取り損ねた乙姫の逆襲は、危険な冒険の始まり

エピソード名:第17話 沙紀の早すぎる出世の謎

作者名:亀野あゆみ  ksnksn7923

24|ファンタジー|連載中|64話|89,485文字

クローン人間, 遺伝子改造, 時空転移装置, 日本昔話, 陰謀, 【骨太小説】, 女主人公

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地球の並行世界・ラムネ星から日本の「むかし、むかし、あるところに」送り込まれて日本昔話を成り立せるクローン人間の小梅。
社食で食事中に突然現れた初対面の後輩・美鈴から、「浦島太郎」役に抜擢された幼馴染の浩太が、乙姫役の沙紀からワイロを取り立てられるのを止めてくれと頼まれる。
浩太とは多少の因縁があった小梅は、美鈴の願いを聞き入れて、ワイロの取引を阻止する。
ところが、その直後、美鈴は昔話『屁こき嫁』の最中に大失敗をし、『屁こき嫁』は不成立、美鈴は減給された上に自宅謹慎を命じられる。
小梅は、美鈴が沙紀たちに復讐されたのではと疑い、闇医者に連れていき、検査を受けさせる。
その結果、美鈴が、日本で、何者かから、大量の下剤を飲まされていたことがわかり・・
これが、小梅の危険な冒険の始まりだった。