セリフ詳細

イングランドの作家ウォルター・マップとの対話で語った次の言葉はルイ7世の素朴さと単純さを表している。「インド諸国の王は宝石、ライオン、ヒョウ、象に取り囲まれて暮らす富裕な王だ。ビザンツ帝国皇帝とシチリア王の誇りは、金と絹の衣装だ。そなたの主人イングランド王には、欠ける物は何一つ無い。それに引き換えフランス王といえば、持ち物はパンと葡萄畑とささやかなお祭り騒ぎぐらいなものだ」。ルイ7世の姿勢は当時の歴史家に好意を持たれ、ウォルター・マップはルイ7世の謙虚ながらも裁判に厳格な姿勢を評価、イングランドの歴史家ウィリアム・オブ・ニューバラもルイ7世の騙され易い単純さを指摘しつつも敬虔さと優しさを称賛している。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:フランス王ルイ7世(15)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|858話|955,035文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き