セリフ詳細

まったくの運動音痴で、登山なんて『なんでわざわざ辛い思いして登んなきゃいけないの?』なんてずっと思っていた、山登りから一番遠いところにいたという筆者が、ひょんなことからハイキング気分で高尾山に登り、とうとう富士山に登り立派な山ガールに変身するまでが1巻、そして、山ガールから登山家にレベルアップして屋久島に挑戦し、とうとう槍ヶ岳に登ってしまうまで(2巻)の成長記録マンガ、と言ってしまっていいかな?


体育会系でもないかぎり特別な運動なんてしたことない女子はすごく多いとおもうのです。

で、もちろんアウトドアなんて興味ないしー。っていう子。わたしのまわりにも沢山います。

そんなインドア派の子がころっと(?)アウトドアに転向してしまうのは、やっぱり良さを「知らないから」なんですよね。この本もその「知らない」状態から、良さを「知って」しまって、山にハマっちゃう過程がほんとに良く書かれています。まさに体験談。きれいな景色にきれいな空気、そして(これ大事w)美味しい食べ物、女子視点での山の素晴らしさがページどころかコマの端々からほとばしっていますw


で、もちろん、山のよさってこれだけじゃなく、言葉でも絵でも語り尽くせない。

行ってみないと分からない。行ってみて自分でも体験してみたい! そんな気にさせてくれる素敵なコミックエッセイでした。


山登り用グッズや装備(ウェア)図解、女子向けアイテム紹介等も充実していて、初心者向け資料としても価値高しです。(男性にもオススメ!)ただ1巻の最後に心構えマンガも乗っているので、いきなり山へ向かう前にそこはじゅうじゅう読んでおいてほしいですねw

※『間違ってもこの本一冊だけ持って山に行かないで!』って書いてありますw

作品タイトル:らせんの本棚・IV

エピソード名:『山登りはじめました』

作者名:神楽坂らせん  K_rasen

58|創作論・評論|完結|104話|95,832文字

レビュー集, SF, ファンタジー, 実用書, マンガ, コミック, その他, もろもろ, なんでも, ござれ

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【電子書籍化しました!】

星図にも載っていない辺鄙な宙域のはるか奥地、銀河の西の渦状椀のそのはての、地味な隅っこのそのまたはずれに、何の変哲もない小さな黄色い太陽があった。
いくつかの惑星がその重力圏にぶらさがって悠久の昔から飽きもせずくるくると回っていたのだが、その中の、大体一億五千万キロメートルほど太陽から離れたあたりの軌道に、これまたぱっとしない青緑色の惑星があり、このあたりでは地球と呼ばれていたそうだ。
その地球の一角で細々と運営されているGoogle+という過疎SNSの中の、これまたはずれのほうに『本が好きコミュニティ』というささやかな本好きがあつまるコミュニティがあった。
これは、その『本が好き』コミュニティにアップされた、【神楽坂らせん】による本のレビューをアトランダムにコレクションする摩訶不思議なレビュー集である。

※レビューの対象は児童文学からファンタジー、SF、コミックから実用書などなど、とくにジャンルは定めていません。本好きがてきとーに手に取って面白かった本を中心にお送りします。

※各話ごとに一冊(または1シリーズ)の紹介を基本にしています。もともとアトランダムに紹介していますので、どの話から見ていただいてもOKです。お好きなお話からどうぞ♪

※「らせんの本棚」①~③までは、某Kindleでひっそりと電子書籍として出版しておりますので、(アンリミテッド会員ならタダだよ!)古き良き時代の電子の本棚をご覧になりたい方は、そちらのほうをご参照ください。

※各レビューに掲載しております書影などの著作権は各出版社・著者に帰属します。

※電子書籍版は https://www.amazon.co.jp/dp/B07BPCVZBL となります。2018年3月26日夕刻より5日間無料キャンペーンしますのでぜひどうぞー♪