セリフ詳細

ホールデンの問いに答えるより先に、私の頬を涙が伝った。
ここが本当の水中だったら、涙も溶け消えるだろうけど、懐かしみのあまりこぼした涙は形を保ったまま、暗い水底へと落ちてゆく……。

作品タイトル:水底に眠れ

エピソード名:沈没船

作者名:猫春雨  nekotchi

18|SF|連載中|6話|9,019文字

幻想, 怪奇, SF, ディストピア, ユートピア, 近未来, ホラー, クトゥルフ

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【第6話「大決戦」をアップしました】
深層意識の水底を目指して潜行する少女。
すべては希望を見出すためのものだったが、裏では大人たちが暗躍していた。
水底から這い上がって来る深きものとは。
そして水底にあるというプレシャスとは……。