セリフ詳細

「靴なんてものは、みんな多少のずれがあるものだ。シンデレラもしかり、そんなぴったり合った靴なんて存在しないし、靴のサイズの合う女性なんてたくさん居る。では、なぜ、王子はシンデレラを見つけることができたのか。シンデレラが履いていた靴は、ふつうの靴とは違う、ガラスの靴だ。靴下をはいていたなら別だが、素足のままガラスの靴を履いた場合、靴の底に足の指紋が残る。おそらく、王子は、女性達にガラスの靴を履かせ、その靴に残った指紋とシンデレラの足の指紋を照合したんだろう。それを元に、本物のシンデレラを見つけたのだ」

作品タイトル:おじいさんと蝋人形

エピソード名:おじいさんと蝋人形

作者名:畑山  hatakeyama

27|ファンタジー|連載中|1話|7,510文字

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人間の体温で溶けてしまう蝋でできた蝋人形とおじいさんの話。