セリフ詳細

絵はどうでもエエが、余所(よそ)さんは


『ハイハイ』って素直に受入れはるで!


ここやとワイが言質(げんち)取られそうやがな。



ま、(おも)たい「」って分ってるのやな!


 法律っちゅうたら分りやすいかな、


  あんさん()を適当に処置でける法!




この法は世界中どこでもあるで!


ありふれた法やさかいな…普通やな。


普通やさかい みな()めくらばん押すで!



あっははは! 引っ掛からんわな!


は恐ろしいものでもあるのやな。


善く使えば幸せ~、悪く使えば不幸せ~♪





今は昔やが、嘘つき(うさぎ)の皮()いだった。


嘘つきの悪い兎を(りっ)したのやがな。


私だけ見逃してって泣いて頼んでたで。




可哀(かわい)そうやったけどな、


不平等な法は世界に不幸を招くんや。


せやさかい、見逃すことはでけんやろ?




みんな自分で蒔いたタネやしな、


他人(ひと)(ゆる)したげて‥ならカワイイのやが!


人を罰したい罰したい云うてたしな。



己に(あま)く、他人に(から)い人が多い世の中や。


見逃すかいが常識の法曹(ほうそう)かもなあ。

作品タイトル:懸け椅(かけはし)

エピソード名:8.法ってナニ?

作者名:阿龍門 稜  fudoki

2|社会・思想|連載中|15話|26,607文字

正論・正義, 罪~罰, シリアス, 哲学~証言, 仏法~カリスマ, 社会常識, ノンフィクション, 現代群像劇, ファンタジー, 目覚め

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ごあいさつもうします! 責任者・壽佐袁(すさお)です。

日々・場面場面で皆さまに教わり導いていただいておりますが、右の耳から左の耳へ抜けるだけでは勿体ない! そう気づいて急きょ拵(こしら)えた『懸け椅(かけはし)』で、粗削りなところは相変わらずですが…。

「未来へ旅立つ自己伝説」という意味でこれまでの小説と大きな違いはありません。財宝を消耗するだけでは私のために勿体ないという利己的な小説で、利己が許せないとお思いの方はお疲れが増すばかりかも…知れません。

情報を運んでくださった風の方々は仮面を被ってのご登場・・そんなふうに予定しております。「風になってあげよう」とお思いになられたらお気軽に「ど~ぞ!」なのです。そういうことで、よろしくお願いいたします。拝