セリフ詳細

アリーがムアーウィヤとの最終的な決着をつけないまま兵を退く羽目に追い込まれたため、その権威と支配力は一気に弱体化した。また遠征に費やした戦費のため財政的困難にも陥った。さらにアリーの妥協的な態度に失望した一派は、人間の協議によってウンマの内戦を解決しようとする考えに対して、「裁定は神のみに属す」というスローガンを掲げて反発し、アリーの陣営を離脱した。彼らはハワーリジュ派として第三の勢力を成し、アリーがムアーウィヤとの対決に専念することを妨げ、ついにはアリーを暗殺するにいたる。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:83、スィッフィーンの戦い(4)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

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『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。