セリフ詳細

坂場さんの

> 「相手にとって役立つ、メリットになるうる」存在だ


ぼくの

> クライアント側に、「俺に仕事をさせろ」とアピールすることは無駄ですよ。


架神さんの問いですが

>これは相反しているように見えて、ギリギリのラインで何かが繋がっている気がするんですよね。



これは全然相反していないと思いますよ。次元を同じく考えてはならない事柄です。ぼくとて相手にあったときは自分の紹介をします。それがナチュラルに、「相手にとって役立つ、メリットになりうる」存在であるお話として成立しています。

そうした会話のなかや、ネットやメールなど様々な場所で、様々な形で、「仕事ください」積極アピールは、発注担当者や経営者の心には響かないということです。

作品タイトル:第14回トークメーカー座談会『おれたちはまだコネのなんたるかを知らない』

エピソード名:三、出会った後に何をすべきなのか

作者名:架神恭介  cagami

79|創作論・評論|完結|5話|48,353文字

座談会, 至道流星, 坂場有妃子, コネ, コネクション, 架神恭介

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日時:10月22日(土)20時開始(21時からは一般ユーザーも参加可能です) → 25日20時まで。


われわれフリーランス(作家・漫画家・イラストレーターなど)にとって職能と同じくらい重要なものがあります。そう、それがコネです。

ぶっちゃけ、コネさえあれば食いっぱぐれることはそうそうない!

なんだか邪悪で淫靡な雰囲気の漂う、この「コネ」という概念ですが、しかし、これはよくよく考えれば決して簡単なものではないのです。
考えてみて頂きたい。あなたが有名人のAさんにたまたま会って、その場で挨拶を交わして握手をしたとしよう。これは「コネ」なのか? そこから漫画家や小説家であるあなたは、何かの仕事やマネーを生み出すことができるのか??

いや、できない。

正確に言えば、そこで止まってしまえばコネにはならない。「コネ」とはおそらく「面識」ではない。「信頼」「信用」に近い概念なのではないか?
そして、「信頼」はたぶん融通も効く。「紹介」という概念により、「信頼」は物流のように移動するものかもしれない。


「コネ」という概念は、普通の人が何となく思っている以上に、探求すべきものであると思われます。
「面識」が「コネ」へと変わるためには何が必要なのか。「コネ」の正体とは一体何なのか?
それを知れば、われわれはコネを自在に操り、活用できるようになる……!?

今回は漫画関係の人材仲介会社「クリアーティ」を営む坂場有妃子さん(つまりコネのプロです!)をゲストにお迎えして、謎に包まれたコネの正体を探っていきます。


・コネから仕事が生まれる謎
・人と出会うための方法
・なぜコンタクトできないのか?
・コミュニケーションの注意点
・その他大勢ではない「特別な一人」になる方法
・「面識」が「コネ」へと変わる条件
・「信頼」は貸し借りできるか


※この座談会はマンガ新連載研究会(https://lounge.dmm.com/detail/284/)との連動企画です。この座談会で得られた知見を元に、10月29日のマンガ新連載研究会・定例勉強会午前の部にて、コネに関する講座「おまえらはまだコネのなんたるかを知らない」を行います。