セリフ詳細

新しいカリフのムゥタスィムは異端審問(ミフナ)を廃止するつもりであったけれども、「国家の体面を保つため」というムゥタズィラ派の法官長の意見を容れて、イブン・ハンバルを呼び出したと言われている。ヒジュラ暦219年ラマダーン月にカリフの前でイブン・ハンバルは、クルアーンが作られたものであると信じることを頑固に拒み、鞭打たれた。そして2年間投獄された。出獄後もムゥタスィムの世の間は自邸に隠棲し、個人的なハディースの教授にとどまった。次代のワースィクの間も同様で、その次のムタワッキルの即位(847年)以後、公の場に姿を見せるようになった。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:72、イブン・ハンバル(3)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

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『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。