セリフ詳細
13歳の頃、あまりにひどい両親からの(今でいえば)虐待を受け、家出してしまった著者の加村一馬さん。味方はたった一匹の愛犬のシロ。シロとともにそのまま人里離れた山へ逃げ込み、足尾銅山の洞窟、富士の樹海などを点々としながら野生動物(イノシシやシカ、ヘビにネズミ、コウモリ、野ウサギなどなど)を捕らえ、何十年も生き延び、43年後についに発見された時、一馬少年は57歳になっていた……。
という衝撃の実話。すんごいです。めっちゃサバイバル!
2015年発行の文庫では、2004年に書かれた前の本『洞窟オジさん〜荒野の43年』に加え、さらに11年の時が経ち、社会復帰していく姿も描かれています。
サバイバルの凄さはもちろんですが、多くの人の暖かさに触れ、13歳の頃に家出したままだった人の心の部分が成長していく姿はなかなかに感動ものでした。
あと、文庫のオマケの図説サバイバル術がほんとスゴイですw 真似できないけどコピーしてリュックに忍ばせておきたいぐらい!
作品タイトル:らせんの本棚・V
エピソード名:『洞窟オジさん』
★134|創作論・評論|連載中|100話|100,031文字
レビュー集, ネタバレなし, なんでもかんでも, アトランダム, コミック, 小説, SF, 技術書, いろいろあるよ
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地道に不定期更新。神楽坂らせんが読んで「グッ!」と来た本達の紹介レビュー集です。
アトランダムに食指が動いた本を乱読しています。
基本、ネタバレはなしで、なるべく内容をバラさずに本の面白さを紹介するように心がけています。
ですから対象本を読む前に読んでいただいてぜんぜんオッケー!
読んだあとから読んでいただくと、「そうそう!」って言いたくなる、そんなレビューにしているつもりです。
順番関係なくどこからでも気になったタイトルをどうぞー♪
※Google+の『本が好き』というコミュニティへの投稿が元になっています。2019年4月にGoogle+が閉鎖されてしまうという話もあり、この先どうなっちゃうのか心配ですが、まあいけるところまでまったり行こうとおもいます〜。