『洞窟オジさん』
文字数 549文字
『洞窟オジさん』/加村 一馬
ちょうど、この本を手にとっていた時にGoogle+で紹介されているポストを見て、タイムリー!ってびっくりしました。NHK BSでドラマ化されていたんですね。(知らなかった!)
13歳の頃、あまりにひどい両親からの(今でいえば)虐待を受け、家出してしまった著者の加村一馬さん。味方はたった一匹の愛犬のシロ。シロとともにそのまま人里離れた山へ逃げ込み、足尾銅山の洞窟、富士の樹海などを点々としながら野生動物(イノシシやシカ、ヘビにネズミ、コウモリ、野ウサギなどなど)を捕らえ、何十年も生き延び、43年後についに発見された時、一馬少年は57歳になっていた……。
という衝撃の実話。すんごいです。めっちゃサバイバル!
2015年発行の文庫では、2004年に書かれた前の本『洞窟オジさん〜荒野の43年』に加え、さらに11年の時が経ち、社会復帰していく姿も描かれています。
サバイバルの凄さはもちろんですが、多くの人の暖かさに触れ、13歳の頃に家出したままだった人の心の部分が成長していく姿はなかなかに感動ものでした。
あと、文庫のオマケの図説サバイバル術がほんとスゴイですw 真似できないけどコピーしてリュックに忍ばせておきたいぐらい!
Original Post : 2016/02/09