セリフ詳細

サエは手を入れた食物に手を付けなくなり、昼間、寝込むことが多くなった。病かとも思い薬も飲ませてみたが、一向に容態は良くならず。どうしたものかと師が頭を抱えていること数日。夜半に、けもののような鳴き声が聞こえて、師は目覚めた。冬の蓄えに失敗した獣が、食事を求め降りてきたのか。警戒しながら、師が声の方に向かうと、そこには手に持った刀で獣の首を狩り、血をすすり肉をはむ、サエの姿があった。

作品タイトル:佐島国奇譚

エピソード名:妖刀事変

作者名:ぺんさん  Pen_san

4|ファンタジー|連載中|1話|4,639文字

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邪な存在をみることのできる主人公が、昔お世話になった師匠の娘を助けるために何とかする話です。
ツイッターでお題を貰い、一時間で短編を書くシリーズです。
お題
『超能力』『救い出す』『刀』『眼鏡っ娘』