セリフ詳細

いつか君が結婚して、子供を産んで、その子供や孫たちに、壁に掛けられた絵について話す――――。おばあちゃんになった君の横にいるのが、自分でありたいと……思ったんだ。あの城を伯父から受け継いだとき、迷惑でしかなかったのに。愛なんか、信じちゃいなかったのに……。不思議だな、君となら歩いて行けると思ったんだ。

作品タイトル:ふたりの嘘つきさん~嘘からはじまった恋~

エピソード名:#17 未来へ [1]

作者名:聖ゆうな  rukiA1119Merci0z

49|恋愛・ラブコメ|連載中|22話|40,408文字

恋愛, 嘘, 戦争, 共幻コン

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それは祖母の一言からはじまった。祖母には文通相手がいる。その相手は、昔、結婚を誓い合った相手。祖母の願いは、自分に万が一のことがあったら、自分になり切って手紙を書き続けてほしいという。祖母になり切って手紙を書き続けていたある日、文通相手が会いに来ると言って!

※写真素材は「足成」さんと「Pixabay」さんからお借りしています。