セリフ詳細

結局起爆剤はさ、日本列島の場合、なんだかんだで昔も今も外圧だったと思うぞ。
朝鮮半島経由で先進的文物を入手していたご先祖様たちは、当然、その半島、現地での勢力争いにからんでいった。この時代、半島には高句麗の他に、百済、新羅があった。三つ巴の朝鮮版『三国志』だ。
このうち一番仲良くしていた百済がな、660年、中国王朝である唐と連携した新羅の連合軍に滅ぼされてしまうんだ。そこで倭国はというと、「なんてことすんのや!」と、百済にテコ入れし、その復興運動に助力すべく、出兵するわけ。
ところが663年、かの有名な白村江の戦でね、大敗してしまうのだ。

作品タイトル:哲学BARへようこそ! - 国家とはなにか?-

エピソード名:9 律令国家の誕生

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

18|社会・思想|連載中|21話|74,412文字

哲学, 思想, 言論, 国家とはなにか, 哲学カフェ

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「哲学カフェ」小説です。
『ソフィーの世界』のようなものだとご理解(ご容赦)ください。
内容に関する間違いの指摘や批判など、大歓迎ですので、ご意見いただき、
随時update訂正していきたいと思います。
そうなりますとまさに「電子版・哲学カフェ」ですね・・・