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>現実にない食べ物

そういうわけで異世界の食べ物を完全オリジナルで作るのはあまりお薦め出来ないのですが、私が「フーバニア国異聞」で作った例をちょっとご紹介しますね。


・筒の実 : 一つずつの果実は筒型をしており、それが集合した房のような形で収穫される。でんぷん質に富む。通常は塩ゆでにして食べる。茹でてから筒の一方の端を切り、潰すように押すと中身がつるりと出てくる。2〜3本で充分な食事代わりになる。

 ・水イモ: 水辺に生える植物の地下茎。でんぷん質を大量に蓄えている。自生だが栽培もされている。潰して粥状にしたものを薄くのばして焼き、パンケーキのようにして食べる。甘くするときには虫蜜、塩味のときには卵や煮豆を添える。また、晒してでんぷんを取る。収穫した茎を湿地に挿しておけばまたイモになる。

 ・リクイモ: ミズイモに対し畑で栽培されるイモ。丸ごと茹でるか焼くかして塩をつけて食べる。でんぷん、繊維、ビタミンを多く含む優れた主食。皮ごと蒸し焼きにするとほくほくになる。

 ・リクエビ : 陸に住む蝦のような小型の生き物。茸の森に棲息。茸の幹に穴を掘って作った巣穴に住んでいる。たくさんの脚と鋏を持つ。茹でると赤くなり、美味。

 ・虫蜜糖 : 虫(蜂ではない・巨大)が作る糖蜜。濃度が濃いため容易く結晶化・乾燥化できる。金平糖のような形にして売買されることが多い。

 ・フタツワレ : 閉じた手のような形の堅果。熟すとぱっくり開く。中は柔らかく甘みがある。

作品タイトル:第四回オンライン女性作家座談会『ファンタジー小説の書き方』

エピソード名:ファンタジー座談会本室 part2

作者名:佐々木禎子  sasaki-t

104|ファンタジー|連載中|7話|62,979文字

ファンタジー, 創作, 小説

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第四回女性作家座談会『ファンタジー小説の書き方』開催です。


開催予定 2017年12月13日(水)午後6時〜12月14日(木)午後9時まで

開始より二時間はパネリストのみ参加となります。
二時間以降はユーザーの皆様もどうぞご参加くださいませ。

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パネリスト ひかわ玲子(FT作家・翻訳家)
バネリスト 縞田理理 (FT作家)

      たけうちりうと
      藤沢チヒロ
      佐々木禎子

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