セリフ詳細

すいません、自分の長文コメントに、もしかしたら重要かもしれない点を一つだけ補足させて頂きます……すいません……。


ぶっちゃけ話ですが、1億円とかの案件のなかには、いわゆる大きな「接待交際費」が含まれていたり、場合によっては「バックマージン」が含まれていたりします。

これも考えてみてください。そうした「接待」や「バックマージン」って、コネがある相手とじゃないと相談できないんですよ!


うちが受託を受ける金額は、実際の人件費に3割程度の粗利益を乗せて請求するスタイルです。これだと、その案件では満足に接待もできないし、バックマージンを要求されたって困る。まぁ匂わせてくるお相手様はいますけどね。


だから、顔見知りで仕事が出しやすいというのみならず、その案件を取り巻く様々な物語が、コネによって発生してくるわけです。

1億の案件なら、その担当に300万分くらいの接待費が溶け、場合によっては1500万のバックマージンがあったって不思議ではないわけです。大企業の発注決済担当者というのは、キャッシュでマンションが買える人もいるかもですね。(※もちろん大部分の発注担当者は真面目にやっているはずですが、一部にはそういう輩もおり、ぼくも見聞きします)

作品タイトル:第14回トークメーカー座談会『おれたちはまだコネのなんたるかを知らない』

エピソード名:一、仕事はぶっちゃけコネで来る

作者名:架神恭介  cagami

79|創作論・評論|完結|5話|48,353文字

座談会, 至道流星, 坂場有妃子, コネ, コネクション, 架神恭介

122,769 views

日時:10月22日(土)20時開始(21時からは一般ユーザーも参加可能です) → 25日20時まで。


われわれフリーランス(作家・漫画家・イラストレーターなど)にとって職能と同じくらい重要なものがあります。そう、それがコネです。

ぶっちゃけ、コネさえあれば食いっぱぐれることはそうそうない!

なんだか邪悪で淫靡な雰囲気の漂う、この「コネ」という概念ですが、しかし、これはよくよく考えれば決して簡単なものではないのです。
考えてみて頂きたい。あなたが有名人のAさんにたまたま会って、その場で挨拶を交わして握手をしたとしよう。これは「コネ」なのか? そこから漫画家や小説家であるあなたは、何かの仕事やマネーを生み出すことができるのか??

いや、できない。

正確に言えば、そこで止まってしまえばコネにはならない。「コネ」とはおそらく「面識」ではない。「信頼」「信用」に近い概念なのではないか?
そして、「信頼」はたぶん融通も効く。「紹介」という概念により、「信頼」は物流のように移動するものかもしれない。


「コネ」という概念は、普通の人が何となく思っている以上に、探求すべきものであると思われます。
「面識」が「コネ」へと変わるためには何が必要なのか。「コネ」の正体とは一体何なのか?
それを知れば、われわれはコネを自在に操り、活用できるようになる……!?

今回は漫画関係の人材仲介会社「クリアーティ」を営む坂場有妃子さん(つまりコネのプロです!)をゲストにお迎えして、謎に包まれたコネの正体を探っていきます。


・コネから仕事が生まれる謎
・人と出会うための方法
・なぜコンタクトできないのか?
・コミュニケーションの注意点
・その他大勢ではない「特別な一人」になる方法
・「面識」が「コネ」へと変わる条件
・「信頼」は貸し借りできるか


※この座談会はマンガ新連載研究会(https://lounge.dmm.com/detail/284/)との連動企画です。この座談会で得られた知見を元に、10月29日のマンガ新連載研究会・定例勉強会午前の部にて、コネに関する講座「おまえらはまだコネのなんたるかを知らない」を行います。