セリフ詳細

じつはここで、西洋の近代哲学とは、その自我論において、根本的なズレが生じる。

あるいは一般に、近代的自我、と呼ばれるものともズレが生じる。

もっと言うと、かの有名な、あまりにも有名な、

ルネ・デカルト(1596-1650)の「我思う、ゆえに我あり」という考え方とは、まったく違う考え方がここで展開されることになる。

作品タイトル:西田幾多郎を読む

エピソード名:『善の研究』を読む④

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

19|社会・思想|連載中|9話|32,364文字

哲学, 西田幾多郎, 善の研究

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哲学者・西田幾多郎の著作を順番に読み進めていきます。