セリフ詳細

[訳者注――いわゆる逆櫓論争である。「船の舳先にも櫓をつけることで、どの方向にも自由に動けるようにしたい」と景時が進言したが、義脛は「そんなものをつければ臆病風に吹かれて逃げるだけだ」と意見が対立した。このような二人の姿を見ていた武士たちは景時の言葉を讒言と受け取ったのであろう]

作品タイトル:義脛記-GIKEIKI- 現代誤訳

エピソード名:第40話 義脛平家の討手に上り給ふ事2

作者名:さくら  sakura_uduki

18|歴史|完結|54話|119,130文字

軍記物語, 伝奇物語, 男主人公, 鎌倉殿, 鎌倉時代, 武士, 源義経, 源義脛, 源頼朝, 義経記

33,042 views

『義脛記』は平安時代末期の武将である源義脛とその一味の行動をまとめた軍記物語であり伝奇物語。

源義経といえばその伝説的な活躍ぶりや悲劇的な最期から日本で知らない人はいないでしょう。
でもこの物語の主人公は義経じゃないんです。義脛なんです。
ちゃんと源氏の血を受け継いでいるし、年の離れたお兄ちゃんは鎌倉殿になります。
まあ、脛にちょっぴりこだわりがありますけど。

そんな義脛の活躍を記した『義脛記』を現代誤訳しました。