セリフ詳細

アリーはこの事態を憂慮し、副将マリク・イブン・アシュタルに命じて河岸の軍勢を攻撃させ、シリア軍を追い払って水場を確保した。そこで今度はムアーウィヤがアリーに水場の使用を求めたが、アリーは側近たちの反対を押し切ってこれを認めた。その結果、両軍の兵士たちのあいだで宥和の雰囲気が生まれ、戦況は膠着状態となった。この間にアリーとムアーウィヤは互いに使者を交換し、相互に非難を繰り返したが、どちらも相手方に非を認めさせることはできなかった。アリーは最後に一対一の決闘で方をつけることを提案したが、これはムアーウィヤによって拒絶された。

作品タイトル:フェリペと学ぶ医学の歴史

エピソード名:81、スィッフィーンの戦い(2)

作者名:Petronila

95|日記・個人ブログ|連載中|117話|122,238文字

医学の歴史, 16世紀, スペイン, アスクレピオス, ヒポクラテス, ガレノス

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『医学の歴史』について、アクスレピオス、ヒポクラテス、ガレノスなど有名人物を題材に、フェリペとニコラス医師を中心に会話形式で綴っていきます。