セリフ詳細

アラブ人からはモッリと呼ばれたアモーリーは「御しがたい野心の持ち主」であった。この「フランクの王は英知よりも血気に富み、そして、長身と豊かな髪に恵まれているのに、肝心の威厳に欠けていた。肩幅が異常に狭く、長くて騒々しい笑いの発作をよく起こして側近たちを悩ませたし、とくに吃音がひどくて、他人との意思の疎通がままならなかった。ただ、エジプトの征服という、彼を駆り立ててやまぬ執念と、飽くことなきその追求とがモッリをひとかどの人物に仕上げる」

また、ヌールッディーンの敬虔な君主であるという宣伝に影響され、自らも「宗教上の勉学に励み、正義に心を配る、真面目で、敬虔な人物であるとのイメージを広めようとしていた」ともいう。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:エルサレム王アモーリー1世(5)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|862話|958,720文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き