セリフ詳細

>「アウトプットのはずなんだけど、共著でやったからこそのインプット」みたいなのはありましたか?


まず大きな部分としては――

自分にとって出版界隈は、基本的にアウトプットする場所です。

インプットが日常生活のなかで日々ナチュラルに行われているため、それを整理して吐き出す場所として、自分にとっての出版業界があります。まったく意識せずとも、インプット量のほうが常に多い状態が継続しています。

もちろん出版で見聞きすることも学びにはなりますが、全体としてはインプットする場所ではありません。


続いて、重要性が低い細々とした部分ですが――

変なたとえになりますが、架神恭介研究者の一人として見れば、より研究対象への理解が深まった(インプットした)ということは言えると思います。

パートナーシップを結ぶ相手への理解を積み重ねるというのは、各論にすぎないことではあるにせよ、良いことなんじゃないでしょうか。

作品タイトル:第13回トークメーカー座談会『共著を出そう!』

エピソード名:二、共著のメリットとデメリット

作者名:架神恭介  cagami

33|創作論・評論|連載中|2話|17,682文字

至道流星, 架神恭介, リアル人生ゲーム, 座談会, 共著

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架神恭介のトークメーカー投稿作『神さまとクソゲーと説明書』が、10月4日に『リアル人生ゲーム完全攻略本』(https://www.amazon.co.jp/dp/4480689893)として発売されます。

人生を、神が創ったゲーム(MMORPG)として見立て、理想のプレイングを追求した作品です。バランス崩壊、謎システム、不明瞭なゴール……人間の一生に付き物のこうした試練を体系化し、「説明書」と「攻略本」の二本立てで、最強のプレイングを伝授する人生攻略本です。

『神さまとクソゲーと説明書』は本書の「説明書」パートに当たり、それに至道流星による「攻略本」パートが追加されて一冊の本となりました。つまり、本書は架神・至道による共著です。

作家が一人で一冊分の文章を書くことはイメージしやすいと思いますが、複数人で一冊の書籍を作るのは想像しにくいと思います。

・「共著」とはどのような過程を経て成立するのか?
・どのようなパートナーシップを元に「共著」が完成するのか?
・「共著」のメリットとデメリットは?
・そもそも、なぜ著者や出版社は「共著」に取り組むのか?

今回の座談会では「共著」という特殊な作業に焦点を当てて、皆さんにご紹介したいと思います。

「えー、嫌だ! 人と一緒に作品を作るなんて俺の美意識が耐えられない!」

と思う生粋のクリエイターもいるでしょうが、複数人で作品を作るという意味では、同人誌でも雑誌でも似たような状況は起こりえます。
あらゆる創作者に無縁ではない「共著」という考え方について、この機会に触れてみてください。


■開催期間
10月4日(水)22時~10月5日(木)22時
(※ユーザーさんは4日23時以降より質問可)

■パネリスト
架神恭介(作家・マンガ原作者・ゲームデザイナー)
至道流星 (小説家・経営者・投資家)