セリフ詳細
1148年、遂に十字軍がエルサレムに到着した。この遠征部隊はフランス王ルイ7世と彼の王妃アリエノール・ダキテーヌ、ローマ王コンラート3世らが率いていた。十字軍遠征部隊の到着を受けて、同年中にボードゥアン3世はアッコにて会議を開催し、今後の遠征対象について諸侯らと話し合った。もし十字軍が北方のアレッポを征服すれば、彼らは再びエデッサを取り戻すことができたであろう。しかし、もしダマスカスを占領すれば、十字軍はヌールッディーンの勢力を抑制することができ、またエルサレムの国力増強も可能となったであろう。またダマスカスはキリスト教世界において、アレッポやエデッサよりも重要視された都市でもあった。以上の状況を踏まえ、ボードゥアン3世はダマスカスを攻略目標とすることに同意した。その4日後、十字軍はダマスカスの包囲を敢行したが、結局失敗に終わった。1154年、遂にヌールッディーンはダマスカスを占領した。これにより十字軍はムスリムに対して劣勢となり、エルサレム王国は危機的状況に追い込まれた。
作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き
エピソード名:ボードゥアン3世(4)
作者名:Petronila
★147|ファンタジー|連載中|860話|956,861文字
ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史
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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き