セリフ詳細

ああ、惨敗だ。

これでも私はかつて、無敗の騎士と呼ばれていたのだぞ?
それが見るも無残にボロ負けだ、情けないよ。

その時までは、私こそが国を守る盾であると自負していた。
ゆえに直轄の庇護下にあったオワリアの街は、
国境の最前線にありながらもよく栄えていたのだ。

しかしその盾が破られれば、民はオワリアの地を去る他ない。
私に力があれば、彼らが故郷を追われることもなかったのだ。

作品タイトル:怠惰の神とフィクションブック

エピソード名:第14話 無敗の騎士アーテルメラン

作者名:今井三太郎  imai3taro

127|ファンタジー|連載中|29話|36,126文字

ファンタジー, 神話, 歴史, 神, 天使

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誰しもが一度は空に想いをはせる。

「この世界に神様はいるのだろうか?」

その答えは“いる”である。

ただし、それがよい神様であるとは限らない。