セリフ詳細

バーボアによれば、ジョン・カミンはロバートとの合意内容をエドワード1世に対して漏らしていて、ロバートはジョン・カミンとの会見を1306年2月10日にダンフリーズのグレイフリアーズの教会で行うことを取り決めており、そこでジョン・カミンの裏切りを非難して、両人はやがて殴り合いにまで発展したという。ダンフリーズの修道院に付属する教会の高い祭壇の前で、ロバートはジョン・カミンを殺害した。『スコットランド年代記』によればジョン・カミンはロバートの攻撃から生き延びていて治療を受けており、ロバートの支持者であったロジャー・ドゥ・カークパトリックとジョン・リンゼイは教会に戻ってロバートのやり残したことを完遂した。しかしバーボアはそのような話は述べていない。にもかかわらず、ロバートにとってグレイフリアーズにて死の影は投げかけられており、自身にはもはや国王になるかあるいは逃亡者になるかの選択肢しか残されておらず、自らのスコットランド王位継承権を主張して同国の独立のための武力闘争を開始することにした。双方の支持者が剣を抜き、修道院の墓地は戦場と化した。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:スコットランド王ロバート1世(7)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|848話|946,928文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き