セリフ詳細

座談会にご参加のみなさま。


この一週間ばかりおつきあいいただきまして、ありがとうございました。

とりあえずお返事できていなかった部分などありますが、こちらでいろいろとまとめさせていただければと思います。


「ラノベ文庫」というレーベルで、何をめざすか、というと「こういったジャンルやキャラクターがほしい」ということになるのか、と思われるのですが、特に求めるキャラクターや作品ジャンルといったものは考えておりません……ラノベというジャンルは良くも悪くも「流行」を追うことでメジャーな潮流が入れ替わり、それにともなって新しい書き手が登場するものだと思っています。


また、だいたいにおいて「こういうものがほしい」とレーベルが打ち出した傾向の「反対のもの」がヒットしたりして、さらにレーベルカラーを形成するくらいの大ヒットになることだってあります。もっと小さい範囲になりますが「編集長が推したもの、好きなもの、求めたものは、当たらない」というジンクスみたいなものが、漫画誌同様に存在するかもと考えています。


――そういうことから《ライトノベルの王道を征く正統派ラノベレーベル》と謳っている我々「講談社ラノベ文庫」ではありますが、「染め上げたい特定のカラーやジャンル」はあえて押し出したりはしないことに

しています。


――とはいいつつ、前言を翻すようですが、以下はまあ編集長としてでなく、イノクマ個人としての思いの方によった考え方ですが、「講談社ラノベ文庫」という場所(レーベル)については「書く人にとっても、読む人にとっても最高の場所でありたい」と願っています。作品カラーというか、作品の雰囲気、にじみ出てくる味としては「お母さんのカレー」みたいなものであったらいいなと思ってます。


お母さんのカレーというと、個性的な味付けがなく、特徴がない、みたいに思われるかもしれませんが、その実各家庭ごとに「一工夫」がなされているはずです。しかもその一工夫というのは、主張が強くなくともじわっと感じられるものであるという……思えば「作家性」という言葉を使うと、「エッジが効いていて、印象として強く刻みつけられるもの」みたいなイメージがあると思いますが作家性というものは書く人誰にでももともと備わっているもので、自覚的にならなくてもにじみ出てくるものだ、と考えています。


ちょっと脱線した感じですが、「講談社ラノベ文庫」という場所、たとえ方が変かもしれませんが、かの『銀河英雄伝説』に於ける《自由惑星同盟》みたいな存在でありたいとも思います……いや、だからといって負けませんよもちろん(笑)


作品タイトル:NOVEL DAYS リデビュー小説賞 座談会(第二部閉幕!)

エピソード名:リデビュー小説賞 座談会 #6

作者名:講談社タイガ公式  kodansha_taiga

228|創作論・評論|完結|9話|126,227文字

【リデビュー小説賞】, 講談社タイガ, 講談社ラノベ文庫, 講談社ノベルス

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「NOVEL DAYSリデビュー小説賞 座談会」

現在第二部も終了いたしました。

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■参加者
司会:作家 至道流星

講談社ラノベ文庫 編集長
講談社タイガ 編集長

リデビュー賞応募者のプロ作家の皆様

■開催概要
講談社が主催する「NOVEL DAYS リデビュー小説賞」についての座談会を開催いたします!
この賞を開催するにいたったの経緯や、現在の出版市況、小説に対する思いなどを、縦横無尽に熱く語っていただきます。

「リデビュー小説賞」の応募資格をお持ちのプロ作家の方々からのコメント、ご意見、ご質問なども大歓迎です。

*応募者や応募検討中の方へのご質問などにもお答えいたしますので、今回の座談会への参加者(書き込める方)は「リデビュー小説賞」への応募資格のあるプロ作家の方に限らせていただく形にて開催してみます。

座談会は、2018年10月18日(木)の16時頃~1週間後の25日16時頃までを予定しております。

リデビュー小説の開催概要はこちらをご覧ください。
https://novel.daysneo.com/award/kodansha001.html

*こちらの座談会は開催当時の紹介です