セリフ詳細

第192代ローマ教皇のケレスティヌス5世は有徳の人であったが、「教皇の器にあらず」と在位数か月にして自ら退位を希望し、教会法に詳しい教皇官房のカエターニ枢機卿に相談した。ケレスティヌス5世は、夜な夜な聞こえる「ただちに教皇職を辞し、隠者の生活に戻れ」という声に悩まされた末にカエターニ枢機卿に相談したのであるが、実は、部下に教皇の寝室まで伝声管を引かせて毎夜ささやき、教皇を不眠症と神経衰弱に追い込んだ張本人はカエターニ自身であったといわれている。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:教皇ボニファティウス8世(1)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|851話|949,402文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

1,073,338 views

スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き