セリフ詳細
『ろーどそうるず』
近未来的なオートバイ(750cc三気筒直噴ディーゼルエンジン)に搭載されている統合制御ユニット(JCU)と、メーカーのコンピュータとの通信ログという体裁で進行するお話。バイク側が外のリアルな空間で生きているのに対して、メーカー側のコンピュータはバーチャルな世界しか知らないという設定がすごく良いのです。バイク側のセンサーが「感じている」世界の描写と、賢いメーカーのコンピュータっていうバディ設定もすばらしくてなんというかもうツボを刺激されまくりw
バイクという無機物がきっとこう感じているだろうなあっていう乗り手の妄想が見事に文字になっていて、その点もまたグッド。そしてお話自体もとてもよく、めちゃくちゃぐっときてしまいました。オートバイ乗りでSF好きは絶対読んでほしいですねこれ!
作品タイトル:らせんの本棚・V
エピソード名:『アリスマ王の愛した魔物』
★134|創作論・評論|連載中|100話|100,031文字
レビュー集, ネタバレなし, なんでもかんでも, アトランダム, コミック, 小説, SF, 技術書, いろいろあるよ
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地道に不定期更新。神楽坂らせんが読んで「グッ!」と来た本達の紹介レビュー集です。
アトランダムに食指が動いた本を乱読しています。
基本、ネタバレはなしで、なるべく内容をバラさずに本の面白さを紹介するように心がけています。
ですから対象本を読む前に読んでいただいてぜんぜんオッケー!
読んだあとから読んでいただくと、「そうそう!」って言いたくなる、そんなレビューにしているつもりです。
順番関係なくどこからでも気になったタイトルをどうぞー♪
※Google+の『本が好き』というコミュニティへの投稿が元になっています。2019年4月にGoogle+が閉鎖されてしまうという話もあり、この先どうなっちゃうのか心配ですが、まあいけるところまでまったり行こうとおもいます〜。