セリフ詳細

マンガの神をも恐れぬ絵柄そのまま罰当たりお下劣本、その名も『神罰』で有名な田中圭一さんが、立て続けに出した「きれいな田中圭一」の本。

絵柄は以前の通り、神々ご本人!?ってぐらいの「そのまま」っぷりです。でも、今回の2冊はまったくもって正常というか「いい話」なのでびっくり。(『神罰1.1』の帯の「訴えます!by手塚るみ子」が効いたのでしょうか?w)


『ペンと箸』 は田中圭一の超絶模写テクを存分につかった本。いろんな大御所漫画家さんのご子息様やお嬢様に、漫画家さんとの食事の思い出を中心に大作家の好物や生き方を描いた漫画レポート。これがけっこうぐっとくる良い話が多くてうるっときます。(こんな田中圭一は嘘だ!(違う))


そして『うつヌケ』は、田中圭一さんの経験をもとに描かれた良書。長い間「うつ」を患っていて、もう死んでしまおうとも思っていた氏が、どうにかこうにか「うつ」を脱して生きていこうと考え直すドキュメンタリー。他にも「うつヌケ」に成功した多くの方のエピソードも入っていて、今まさにうつの人も、そのケがありそうな人も、ぜんぜんうつじゃない人にもおすすめできる本でした。(うつじゃないもんね!って人も、うつの気持ちを知っておくのは大事なことだとおもいますですよー)

作品タイトル:らせんの本棚・IV

エピソード名:『うつヌケ』&『ペンと箸』

作者名:神楽坂らせん  K_rasen

58|創作論・評論|完結|104話|95,832文字

レビュー集, SF, ファンタジー, 実用書, マンガ, コミック, その他, もろもろ, なんでも, ござれ

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【電子書籍化しました!】

星図にも載っていない辺鄙な宙域のはるか奥地、銀河の西の渦状椀のそのはての、地味な隅っこのそのまたはずれに、何の変哲もない小さな黄色い太陽があった。
いくつかの惑星がその重力圏にぶらさがって悠久の昔から飽きもせずくるくると回っていたのだが、その中の、大体一億五千万キロメートルほど太陽から離れたあたりの軌道に、これまたぱっとしない青緑色の惑星があり、このあたりでは地球と呼ばれていたそうだ。
その地球の一角で細々と運営されているGoogle+という過疎SNSの中の、これまたはずれのほうに『本が好きコミュニティ』というささやかな本好きがあつまるコミュニティがあった。
これは、その『本が好き』コミュニティにアップされた、【神楽坂らせん】による本のレビューをアトランダムにコレクションする摩訶不思議なレビュー集である。

※レビューの対象は児童文学からファンタジー、SF、コミックから実用書などなど、とくにジャンルは定めていません。本好きがてきとーに手に取って面白かった本を中心にお送りします。

※各話ごとに一冊(または1シリーズ)の紹介を基本にしています。もともとアトランダムに紹介していますので、どの話から見ていただいてもOKです。お好きなお話からどうぞ♪

※「らせんの本棚」①~③までは、某Kindleでひっそりと電子書籍として出版しておりますので、(アンリミテッド会員ならタダだよ!)古き良き時代の電子の本棚をご覧になりたい方は、そちらのほうをご参照ください。

※各レビューに掲載しております書影などの著作権は各出版社・著者に帰属します。

※電子書籍版は https://www.amazon.co.jp/dp/B07BPCVZBL となります。2018年3月26日夕刻より5日間無料キャンペーンしますのでぜひどうぞー♪